くるいの原因
木材は乾くと縮み、水分を吸収すると膨らみます。
用材として使う場合、含まれる水分は12~15%が適切と言われるため、伐採後に乾燥させます。
この乾燥が十分でない場合に、『反り』などくるいのトラブルが起こります。
くるいの法則性
くるいには、ある程度の法則があります。
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丸太で考えると、縦方向にはほとんど縮まず、幅方向に多く縮みます。
年輪に対しては接線方向が一番大きく縮みます。
つまり、柾目板より板目板の方が縮む事になります。
さらに板目は、木裏よりも木表の方が縮みます。
2番目に多く縮むのは、年輪に対して半径方向です。
したがって 四方柾の柱は、菱形に縮みがくることになります。
板材のくるい
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柱材のくるい
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