ツキ板での折笠シェード作りに挑戦しています

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元々弊社は木製の照明を長年作っておりまして、無垢の木で作るそれらとツキ板とでは作り方も何も違いますが、木の温かみや一つ一つ表情の違う面白さなどは一緒ですし、ツキ板を折ることで布や和紙とは違った雰囲気の灯りが出来るかもしれないという思いから、作ってみることにいたしました。

ツキ板とは

天然木の丸太を約0.3~0.5ミリほどに薄くスライスしたもので、希少な木材や高級な銘木などをツキ板にしたものはとても美しい木目となります。

ツキ板の種類

ツキ板屋さんのカタログを拝見しますと色々なツキ板がありますが、今回はわが社に在庫としてあった物を使用します。

裏打ちをどうするか?

裏打ちなしで折ってみる

布で折笠を作る時は紙やセロハンなどで裏打ちしますが、ツキ板はある程度厚みがありしっかりしているので、まずは裏打ちせず少し水で湿らせてからそのまま機械に差し込んでみます。

・・・予想以上にバラバラになって出てきました。

ラミネートはどうか?

たまたまラミネート加工してあるトチのツキ板がありましたので機械に入れてみましたが、こちらもバラバラになりました。きれいな木目なので出来たら嬉しかったのですが、残念です。

セロハンのシートは?

そろそろ成功したいという気持ちでセロハンのシートを貼り、いざ機械に投入。
しかし思い虚しく、上手く折れ線がつきません。機械を調整して再挑戦!今度は折れ線が強すぎてツキ板が割れてしまいました。鉄筆で一本一本線を引けば上手くいったのかもしれませんが、今回は機械で折ることを目標にしておりますので残念ですがセロハンのシートも却下です。

やはり紙がいいみたいです

やっぱり紙しかないかという事で、ケント紙の登場です。
布の折笠を作る時、わが社ではケント紙を主に裏打ちに使用しますので良さはわかってはいたのですが、ケント紙自体丈夫でしっかりした紙ですのでこれにツキ板を貼るととても丈夫になり過ぎて、機械で折れ線を付けた後の手作業がかよわい私に出来るのだろうかという心配が頭をよぎりましたがやってみます。

機械に通して出てきた直後の状態です
しっかり折れ線をつけていきます

出来ました。
今のところケント紙が一番いいように思います。ですが予想通り手作業部分で大変苦労しますので、より良い裏打ち材を見つけるまで探究は続けていこうと思っております。

木目と折る向き

木目には板目と柾目があります。
丸太の切り方によるものですが、板目は曲線まじりの木目で、柾目はいわゆるストライプといえばいいでしょうか。どちらもそれぞれの美しさがあります。
ですが折笠は柾目の方が折りやすいです。しかも木目と平行に折った方が上手くいきます。
わかってはいるのですが、木目に逆らって折った方がより面白い模様になるのではと思い試してみました。

アメリカンチェリー
ローズウッド

こんなにヒビが入ってしまいました。
ツキ板屋さんに教えを請いましたが木目と逆に折るのは絶対無理とのことでした。
こちらも課題の一つです。

成功ギャラリー

試行錯誤を繰り返し、ここまでたどり着きました。
まだまだ改良すべき点はありますが、経過報告という事でご覧いただければ幸いです。

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