お雛様のスタンドを製作いたしました

オリジナル商品

季節の折笠シリーズ第3弾といたしまして、お雛様を製作いたしました。

(ちなみに第1弾はクリスマスツリー、第2弾は鏡餅です。)

和紙

青海波文様に漉かれた白い和紙に、一枚一枚グラデーションを付けて染色した和紙を折っております。

吉祥文様のひとつである青海波文様には、無限に広がる穏やかな波に、平和で幸せな暮らしが未来永劫続きますようにという願いが込められているそうです。

私も、もちろんそのような思いを込めてこの和紙を選んだのですが、何せこの繊細さです。いつもお願いしている染色工房さんいわく刷毛の力ですぐに切れてしまう恐れがあるとのことで、いつも以上に細心の注意を払って優しく丁寧に染めてくれたそうです。

染める前の白い和紙
爽やかなブルーです
凛々しく堂々としたお内裏様のイメージを表現しました

柔らかなピンクから段々鮮やかな赤に
十二単をイメージしてふんわり折りました

中の着物部分は、アワガミファクトリーさんの金和紙を使っています。

今回のお雛様は、外と中の着物の二枚仕立てにしていますので、中の着物はなるべく透過率が良く、かつ裏打ちしなくても程よい硬さのあるものを選びました。

裏打ちをしないと、鉄筆の線が金和紙の繊維に隠れて見えづらく、また鉄筆を入れる力加減も多少難しいかもしれません。

でも点灯した時のこの綺麗さには代えがたいものがあります。

お顔

無垢の檜を丸く挽きました。

檜の優し気な色と木目が色白で気品のあるお雛様のお顔にぴったりです。

お内裏様は細面に
お雛様は可愛らしくまん丸に

燭台

ちょうどいい細さの竹を切って支柱にしております。

竹の支柱部分は下の台に固定してありますが、紙の部分が簡単に外れますのでランプ交換は楽に出来ます。

屏風

金ちらしの和紙を貼った紙屏風です。

厚さ7ミリ程で、しっかりした作りになっております。

無垢の桐で作っております。

着色した後にうづくり仕上げをしております。

和紙と電球が触れないようにお内裏様の方にはアクリルの円柱を、お雛様の方には円形の板を入れてあります。

後姿がなぜか微笑ましく見えます

台の後ろから伸びたコードに中間スイッチが付いておりまして、4灯一緒に点灯・消灯が出来ます。

ギャラリー

中の着物を濃紺にしますと落ち着いた雰囲気になります
髪飾りをつけました
部屋の照明を消しますと、また趣が変わります

仕様

サイズ

間口600×奥行300×高さ312mm

照明

お内裏様とお雛様:E17 LEDランプ、燭台:E12 LEDランプ

参考価格

120,000円(税込)